猫とねずみと不倫旅-G

猫と鼠の縁を捨てて、不倫街道まっしぐら、といきたかったのですが、私め、アトピーを発症してしまいました。自分で修理しました。でも2ヶ月もかかってしまいました。その間入浴が一番つらかったので自分で酸性シャワーを作りました。詳しいいきさつはリンクからどうぞ。でも商品などはありませんので、悪しからず

2009年3月13日金曜日

備えあれば、憂いなし、ね!小沢せんせ




猫です。ミノキシジル単独軍団の中で復帰した2名は、猫の主人の悪知恵で少し手の込んだプレケアをしていました。それは入浴時のシャワーを弱酸性に変えていたのです。その意図は二つあります。一つは、ミノキシジルの宿命として持つ軽微な皮膚疾患などを事前に回避する事。もう一つは頭皮を出来る限り理想的な状態にして、ミノキシジルの効力を最大限に引き出す事でした。

ミノキシジルを塗布する際に重要な事は、清潔な頭皮が良く乾燥した状態で処方どうりに塗布するという事です。これは具体的に言えば、洗髪後良く乾燥させて塗布する、と言う事になります。

洗髪し乾燥させた頭皮とはどんな状態なのでしょうか。それは皮膚がアルカリ化するという事です。弱酸性の洗剤を使っても皮膚は確実にアルカリ化します。その訳はシャワー水にあります。日本の上水道は殆んどが中性です。(一部弱酸傾向のところも僅かにありますが)

人間の皮膚のPhの理想的な数字は4.5前後と言われています。これを生理的等電点と言うそうです。水道水の中性とは科学的中性で皮膚の立場から見るとアルカリと言う事になります。よく濯げば濯ぐほどアルカリ化するという皮肉な結果になります。

皮膚の弱酸性保持は非常に重要で、アルカリ化することにより角質層が膨潤し、保湿能力やバリヤー機能の低下などが促されます。更に刺激を受けやすい事から、皮膚組織のターンオーバー速度の短縮等にも影響が及ぶとさえ言われているほどです。又過度な洗髪は皮脂が根こそぎ奪われることからバリヤーゾーンが損壊し、ブドウ球菌などの異常繁殖を招く事すらあるといわれています。

しかし人間にはアルカリ中和能という機能があり、アルカリ化された皮膚を元の弱酸性に戻そうとする力が働きます。しかし完全に等電点に戻るには2時間ほどかかります(上のグラフ参照、これは気温30度で発汗状態の良く、条件がよい場合です)つまり、ミノキシジルを塗布する最適条件は、皮膚にとって最も無防備な状態なのです。もしかしたら、ミノキシジルの軽微な皮膚疾患などの副作用は冤罪なのかも知れません。まさか!)

さて単独軍団で禿から完全復活した2名が使用した弱酸性シャワーはPh4前後、洗髪後のすすぎだけ全量これを使いました。メカニズムはシャワーホースの中間から微量のアスコルビン酸を吸入し弱酸性にします。当然水道水が持つ塩素も化学反応により無害な形になります。(巷間ではこれを塩素が消えたと言う言い方をします)シャンプー時にアルカリ化された皮膚は瞬時に元の弱酸性に戻ります。何しろトリートメントなどとは違い物量が違いますから。

これの利点は、塗れた状態を保ったまま弱酸性回帰が行なわれるので、バリヤゾーンの損壊が免れ無防備な状態になることが無く、ほぼ理想的な形でミノキシジルを受け入れる事になります。

この弱酸性ビタミンシャワーの思いがけない効果がまだありました。また、このシャワーとは具体的にどんなものなのかと、電解温泉水複合軍団では何故軽微な副作用が一人も居なかったのか?それは又場所を変えて
。やっと先が見えてきた猫です。

追伸、ちなみに私猫めに、このシャワーを掛けると、乾燥時に体が1.4倍に大きくなります。毛がふあーと持ち上がるからです。人間の髪でも同じ事が起きます、1.4倍までにはなりませんが、あ!それと電解温泉水やビタミンシャワーなどの販売などは一切行なっておりません。何せ猫ですから、しつこい猫です。