猫とねずみと不倫旅-G

猫と鼠の縁を捨てて、不倫街道まっしぐら、といきたかったのですが、私め、アトピーを発症してしまいました。自分で修理しました。でも2ヶ月もかかってしまいました。その間入浴が一番つらかったので自分で酸性シャワーを作りました。詳しいいきさつはリンクからどうぞ。でも商品などはありませんので、悪しからず

2009年5月1日金曜日

場違い手違い勘違い、後で泣き見る猫日記




この国の広域支配は関西圏の、奇行の目立つ変なおじさんに始まり、猿知恵のおっさんが整備した。その後中部地方の悪知恵に長けた狸みたいなおっさんが割り込んで東京で終焉を迎えた。

狸寝入りのような長い月日が流れた。出遅れちゃって損をしたと歯噛みする、山口近辺のおっさん達がプレイリードックみたいに少し頭をもたげた。でも一人じゃ何にもできないから、田舎者の薩摩に流し目を送った。

運よく、でしゃばりが身上の高知あたりのお兄さんが時の氏神になった。此処に小細工と裏工作の巨大な軍団が誕生した。

でも何の具体的な力も無いから得意な小細工でもっともらしい(錦の御旗)と言うマニフェストを作った。群れると強いこの軍団は空元気で東京に進行した。

大義名分というマニフェストを持たない関東勢は、葵の印籠の無力さを噛み締め恭順を決意した。
恭順して負け犬になると意外な心地よさに酔いしれた。でも体面だけには拘る関東勢は負け犬の姿を(洒落)とか(粋)とか言って、つくろった。

そのころ大勢が見えず、支配すると言う欲も無い関東以北のおっさん方はしっかり蚊帳の外で首をすぼめていた。なかには片目できょろきょろしたり、何か漁夫の利は落ちてないかと右往左往するおじさんも少しいたまれに猪苗代湖の奥辺りでご、まめの歯軋りなど聞こえたがその子孫は季節はずれの葵の印籠などを持ち出して失笑をかっている。


また長い月日が流れ九州では、支配の実権をすっかり福岡に取られ薩摩は裸の王様になった。ふと気づいたら周りには噴火する小山と芋焼酎だけしかなかった。仕方が無いからたった一つのよりどころ、西郷さんになったつもりで不貞寝を続けた。

山口近辺のおっさん方は変わり身が早くて小細工が身上だから、どうせ博多にゃ適わんと相手の懐に飛び込んだ。昔の葵印みたいに恭順する蜜の味を噛み締めた。強大な福岡権力の配下となり下がった。

知らぬ間に主流からはずされた和歌山、岐阜、兵庫あたりの、おじさんこそこそ小銭をたかったり、人の詰まらん母ちゃんを宿舎に連れ込んだり忙しい。おばちゃんはすねて出て行ったけど誰にも相手にされなくてすごすごと出戻り、僅かな色香を武器に閣僚にしがみ付いた。相手は安物の置物としか見てないのに

日本の政界はこの構図で成り立っている。自民の三役と閣僚の構図を見れば一目瞭然、猫は宣言します。日本は福岡が仕切っている、小沢さん福岡には逆らうな、逆らうと北海道の酔いどれみたいにすっ飛ぶよ。国民だって給付金もらったろ!。

あああ、猫には聞こえます太郎様の声が。(流れは変わった、国民はすっこんでろ!)


おい!猫お前、殺されて三味線にされるぞ